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音大卒が教える暗譜のコツ!効率よくたくさん記憶する方法!

作曲・楽器
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暗譜が苦手という人はいますか?

私は音大時代、副科ピアノのレッスンがありピアノ曲はほとんど暗譜で弾いていました。

私は音楽を研究する学科でしたから楽器は正直本業ではありませんでした。

またアルバイトもしていたため時間のない中で暗譜をしなければいけませんでした。

そのため効率の良い暗譜方法を研究するようになりました。

この記事は以下の方におすすめです。

  • 効率よく暗譜したい
  • 長期間曲を覚えていたい
  • 暗譜が苦手で本番前に緊張してしまう

暗譜することは勉強…英単語の暗記にも近いと思います。

ぜひ最後までお読みください!

まず最初に暗譜の苦手意識をなくすこと!

暗譜に苦手意識がある人も多いと思います。

ですが「暗譜が苦手だなぁ…」と思いながら弾くのと「自分は絶対暗譜できる!」と思うのでは全然気の持ちようも変わってきます。

上記の場合、いいパフォーマンスを残せるのは明らかに後者の自分に自信がある方ですよね。

暗譜は暗記の面も強いので、効率よく記憶を定着させれば難しいことではありません。

以下に効率の良い暗譜の方法について書きます。

効率のよい暗譜のコツ

暗譜するのもある意味勉強するのと変わらないと思います。

英単語や歴史の年代や出来事を覚えるような感じです。

まず苦手な部分を把握しておく

暗譜が苦手な人でもサビの部分や印象的な部分のメロディは覚えやすいと思います。

おそらく暗譜の苦手な人の多くは、伴奏部分やフレーズのつなぎ目の部分などが難しいのではないのでしょうか。

苦手な部分だけ取り出して記憶(暗譜)するのは効率がよいです。

ただ気を付けていただきたいのは本番などではいつも弾けている部分が急に思い出せなくなったりすることもあります。

本番直前には得意な部分も含めて全体が暗譜できているかどうか確認するほうがよいでしょう。

ある程度時間が経ったら一日以内にもう一度楽譜を見直す(忘却曲線を意識する)

人間は何かを記憶しても時間が経てば経つほど忘れていく量も多くなります。

たとえば楽譜を暗譜しても、そのまま何もせずにいると一日後には7割くらいは忘れてしまいます。

そこで一日経つ前にもう一度楽譜を見て記憶を定着させるのです。

私は最初に暗譜したら20分後くらいにもう一度楽譜を見直して覚えているかどうか確認します。

この20分間は家事をしたり、仕事の作業をしたり全く違うことをします。

で、さらに効率よく記憶に定着させるために今度は3時間後、さらにその6時間後…と確認の時間の間をあけていきます。

何度も楽譜を目にすることで記憶に刷り込むのです。

寝る前に楽譜を見て朝復習する

よく暗記は寝る前に覚えて朝に復習すると効率がよいと言われます。

寝ている間に記憶が整理されるかららしいです。

寝る前に楽譜を苦手な部分だけさらっておいて朝覚えているかどうか楽器を弾いてみます。

弾くのが難しければ声に出して歌ってもいいと思います。

具体的な暗譜の仕方のコツ

効率のよい暗譜の仕方が理解出来たら、次はいよいよ実践です。

私が実際にやってみて効果のあった暗譜方法です。

フレーズごと、小節ごとに分けて暗譜する

曲というのは細かく分けると大体8小節ごとのフレーズに分けられます。

もちろん例外もあります。

曲を弾いているとここまでが一まとまりのフレーズだな、とわかると思います。

「今日は4小節だけ覚えよう」とか細かいフレーズに分けてちょっとずつ覚える方がかえって早く覚えられる気がします。

フレーズの最初の音は特に意識して覚えておく

暗譜していると「最初の音が思い出せない…だから続きも思い出せない…」ということがあります。

そのためフレーズの最初の音はとても大事です。

最初の音を思い出せば自然と続きのフレーズが出てくることが多いです。

曲の最初やフレーズの最初が思い出せないというのは大変危険です。

曲の最初、フレーズの最初の音は絶対意識してチェック!!

似ているフレーズをチェックする

曲を弾いていると似ているフレーズがあると思います。

たとえば同じリズムで音程の高低が違う場合、似ている音型で一音二音だけ音程が違う場合などです。

そういうフレーズは意識して覚えるようにすると記憶に残りやすいです。

片手ずつ弾く(ピアノの場合)

私はピアノ、ベースも弾くのですがベースは単音で弾くことが多いので比較的暗譜しやすいです。

ですがピアノの場合は両手を覚える必要があり、また中級、上級になってくると片手ずつでもかなり和音の数が多いです。

そのため片手ずつ練習して暗譜する方がよいでしょう。

コード(和声)を理解する

コード(和声)の機能やコード進行の基本的な理論を学習しておくと暗譜のミスが少なくなります。

コード進行などの音楽理論は苦手意識が多い人が多いと思いますが基本的な進行とコードの機能だけ覚えていれば大丈夫です。

コードは「トニック(安定した和音)」「サブドミナント(やや不安定な和音)」「ドミナント(不安定な和音)」だけでも覚えておくと全然違います。

基本的に曲のなかでは「安定→やや不安定→不安定→安定」とか「安定→やや不安定→安定」とか「安定→不安定→安定」のような感じで不安定な部分と安定している部分を繰り返しています。

もちろん例外もありますが曲の大部分は上記のようになっています。

フレーズを口ずさむ

フレーズを口に出して歌うと効果的です。

口ずさむことでリズムも自然に思い出せます。

隙間時間で気づいたときに苦手なフレーズを口ずさむと、何回も繰り返すことで自然と覚えられるということがあります。

楽譜を文字にして書いてみる

楽譜をカタカナで書いてみると意外と覚えられます。

きらきら星だったら「ドドソソララソ」とカタカナで書きます。

フラット、シャープなどの記号は臨時記号の場合だけ書きます。

たとえばト長調の場合だとすべての「ファ」にシャープがつきますが書かなくてOK。

ナチュラルなどの臨時記号の場合だけ書きます。

以前は五線譜に書いて暗譜しようとしたこともありますが五線譜は意外と書くのが時間がかかりますので、全然カタカナで大丈夫です!

この記事のまとめ

暗譜は大変なイメージがありますが効率を重視してフレーズも細かくわけるとそこまで大変でもないです。

コツは「少しずつ」「何回も繰り返すこと」です!!

私はこの方法で12ページあるピアノ曲も一ヶ月以内には必ず暗譜できるようになりました。

ヤマハぷりんと楽譜では欲しい曲を一曲から購入できます。

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