ベースの暗譜が覚えにくくて大変…。
そう思っている方もいるかもしれません。
ですがコードや理論を簡単に理解してしまえばわりと暗譜しやすいです。
私はもともとピアノを10歳のころから習っていましたが35歳のときからベースを始めました。
ベースはピアノと違い音がすくないので1週間もあればどんな曲でも暗譜できています。
ピアノはコードに強い楽器ですから。
でもピアノが弾けなくても大丈夫!
コードの構成音やよく使うコード進行を覚えておけば暗譜しやすいと思います。
この記事は以下の方におすすめです
- ベースの暗譜が苦手…
- コードの仕組みについてしりたい
- よくつかうコード進行をしりたい
初心者の方にもわかるように説明していますので是非最後までお読みください!!
ベースの暗譜のコツはコードにあり!
ベースは基本的に単音で弾く楽器です(たまに和音を弾くこともあります)。
単音で弾くと言ってもコード(和音)のことは基本的なことだけでも理解する方がよいです。
ベースラインは基本的にコードの構成音からできているからです。
ベースラインはコードの構成音からできている
ベースラインは基本的にコードの構成音からできています。
もちろんそれ以外の音が使われることもありますが大半は3つの構成音です。
Cメジャーコードの場合、構成音は「ドミソ」となります。
スケールを覚える
ベースの暗譜の近道はスケール(音階)を覚えることも効果的!
基本的にスケールの中の音が中心となって構成されるからです。
メジャースケール
いわゆる「ドレミファソラシ」です。
明るい響きがしますよね。
全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音の並びになります(全音は半音が2つ分)。
「レ」から始めるときも音の並びを同じにすれば、同じような響きが得られます。

ナチュラルマイナースケール
「ドレミファソラシド」を「ラ」からはじめて「ラ」で終わってみましょう。
すると暗い響きがしませんか?
音的には全音・半音・全音・全音・半音・全音・全音の音の並びになります。
つまり「ラ シ ド レ ミ ファ ソ 」となります。
これがナチュラルマイナースケールです。

メロディックマイナースケール
マイナースケールには他にメロディックマイナースケール、ハーモニックマイナースケールというものもあります。
メロディックマイナースケールは第6音と第7音を半音上げた音階。
つまり「ラ シ ド レ ミ ファ# ソ# 」となります。
ファとソが半音上がって#がついています。

ハーモニックマイナースケール
ハーモニックマイナースケールはナチュラルマイナースケールの第7音を半音は上げた音階です。
「ラ シ ド レ ミ ファ ソ# 」
つまりソが半音上がって#がつきます。

メジャーペンタトニックスケール
メジャーペンタトニックスケールはメジャースケールの4番目と7番目の音を抜いた音階です。
Cメジャーの場合は「ド レ ミ ソ ラ」となります。

マイナーペンタトニックスケール
マイナーペンタトニックスケールはナチュラルマイナースケールの2番目と6番目の音を抜いた音階です。
Aナチュラルマイナースケールの場合は「ラ ド レ ミ ソ」となります。

ペンタトニックスケールはメジャーもマイナーも汎用性が高いので覚えましょう!
モードスケール(チャーチモード)
ロックやジャズではモードスケール(チャーチモード)がよく使われます。
音階は以下のとおりです。
- イオニアン(ドレミファソラシド:現代でもふつうに使われる)
- ドリアン(レミファソラシドレ:ジャズやロックでよく使われる)
- フリジアン(ミファソラシドレミ:フラメンコでよく使われる)
- リディアン(ファソラシドレミファ:浮遊感がある)
- ミクソリディアン(ソラシドレミファソ:汎用性が高い)
- エオリアン(ラシドレミファソラ:現在のナチュラルマイナースケール)
- ロクリアン(シドレミファソラシ:あまりつかわれない、不気味)
モードスケールは教会旋法のこと。中世ヨーロッパで使われていた音階。
よく使うコード進行
コード進行も定番のものは覚えてしまいましょう!
カノン進行
J-POPでよく使われるカノン進行。
ZARDの曲はカノン進行が多いですね。
「カノン」とはクラシック曲のパッヘルベル作曲のカノンのことです。
Ⅰ – Ⅴ – Ⅵm – Ⅲm – Ⅳ – Ⅰ – Ⅳ – Ⅴがカノン進行です。
Cメジャースケールだと以下のようになります。
C – G – Am – Em – F – C – F -G
ほんとうによく出てくるのでいつでも弾けるようにしておきましょう。
カノン進行はJ-POPの王道進行なので絶対覚えましょう!
Just The Two of Us進行(丸サ進行)
Just The Two Of Us進行(丸サ進行)はⅣmaj7ーIII7ーVIm7ーI7です。
別名4361進行ともいいます。
CメジャースケールだとFmaj7-Em7-Am7-C7になります。
Just The Two Of Us進行は都会っぽく大人っぽい進行!
4156進行
4156進行はその名の通りⅣ-Ⅰ-Ⅴ-Ⅵの進行です。
CメジャースケールならばF-C-G-Amとなります。
米津玄師のLemonなどで使われているコード進行です。
4156進行はポップパンク進行のひとつです。
LET IT BE進行
LET IT BE進行はビートルズのLET IT BEで使われている進行です。
Ⅰ-Ⅴ-Ⅵ-Ⅳという進行です。
CメジャースケールだとC-G-Am-Fになります。
LET IT BE進行はスピッツのチェリーのイントロでも使われています!
一冊くらい音楽理論のほんがあると何かと便利です。
曲の構成を覚えよう
曲の構成は紙に書くなどして覚えましょう。
慣れてきたら書かなくても覚えられます。
なぜ構成を覚える必要があるのか?
構成を大体でも覚えることで各段に暗譜がやり易くなります。
例えばイントロとアウトロが同じコード進行の場合はよくあります。
その場合イントロだけ覚えてしまえばアウトロも覚えたことになりますよね。
(曲によってはイントロとアウトロを若干変えているものもありますので楽譜で確認しましょう)
毎日短時間練習で覚える
毎日練習することで記憶に刷り込まれます。
毎日といっても短時間でOKです。
毎日5分だけでも苦手な部分を練習
エビングハウスの忘却曲線を知っていますか?
人は一度記憶しても時間が経つと忘れてしまいます。
時間が経った頃にまた覚えなおすと記憶に刷り込まれていきます。
暗譜は毎日コツコツ練習して覚えるのが一番の近道です。
毎日5分だけでもワンフレーズを練習しましょう。
楽譜を写真に撮って見返す
私の場合ですがどうしても覚えにくい場合はその部分だけ楽譜の写真をスマホで撮影しています。
電車のなかやカフェでお茶するときなどに見返します。
すると何度も見返すことで苦手だったフレーズも覚えられるようになります。
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この記事のまとめ
この記事ではベースの暗譜のコツをお伝えしました。
まとめると以下のとおり。
- コードの構成音を理解する
- スケールを覚える
- よくつかうコード進行を覚える
- 毎日の短時間練習でコツコツ覚える
繰り返し練習していれば必ず暗譜出来ます!
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