最初に作曲といえるものであれば小学3年生のときに作った短いものになります。
この時はまだピアノもろくに弾けませんでした。
結論からいうとオリジナルのメロディで鼻歌を歌える人は誰でも作曲できます。
それだけでは講座として記事にするのは不十分なので、もう少し深堀していきます。
DTMをやってるけど作曲が苦手!みたいな人のお役に立てればいいなと思います!
音楽理論などがわからなくてもまずは鼻歌から!
ピアノが弾けなかった小学生低学年時代はテキトーに鼻歌を歌って自分だけのメロディを作っていました。
ただ闇雲にメロディを作っていたわけでなく、鼻歌での作曲と同時に作詞(といえるものかどうかもわからない短いフレーズ)もテキトーにしていました。
そのため今考えると自然とフレーズのまとまりができていました。
私がピアノを習い始めたのは10歳のときからですが、基本的に頭の中で作曲・編曲しているので楽器は使わなくともデータとしては脳内で曲が完成しています。
もちろんDTMをやるなら楽器はできたほうが有利です。
ですが私は必須ではないと考えます。
時間はかかりますが基本的に鼻歌歌って、キーボードで同じ音を探して少しずつ打ち込んでいけばいいと思います。
ちなみに口笛は吹けませんが、吹けたほうが曲の幅が広がりそう。
曲を何回も脳内で流し頭の中でイメージする
私が歌ものの曲を作曲したのは18歳の時で、この時は音大入学前だったので音楽理論なども基礎の基礎しか持ち合わせていませんでした。
大事なことは以下の3つ!
- 拍子を意識する
- フレーズを意識する
- 全体像を意識する
まずは拍子を意識することから!
たまに「拍」という概念を知らない(意識していない)人に出会うことがあります。
私は一時期ピアノ講師をしていたことがあるのですが、体験レッスンで「先生、今この曲を自分で練習しているので見てください!」と言われピアノを弾いてもらいました。
「…1拍目が短いのに、2拍目がすごく長くて、3、4拍目が短いのですが…」と言うと…。
「長さって均等じゃないといけないんですか!?」と言われたことがあります。
ちょっとびっくりしたのですが、楽器を習っていなくて、学校でしか音楽をならっていないと基本的な知識はつかないのかもしれないですね。
でも大丈夫です。
拍を意識するとは、「1,2,3,4」を均等な長さで数えられればそれでOK!
1が長いならそれ以降の2,3,4も同じ長さにしてください。
しっかり拍を意識するだけでテキトーにメロディをつけても曲としては成立します!
次にフレーズを意識する!
基本的に音楽は4小節単位でひとまとまりです。
8小節でひとつのフレーズ、もう少しながければ16小節でひとまとまり。
例外もあるのですが、もし曲を作って演奏するとなった場合演奏者も4小節単位でフレーズが作られていた方が演奏しやすいはずです。
でさらに深堀していくと、そのフレーズをどうしたいかを考えます。
たとえば「次につながるフレーズにしたい」のか「このフレーズでいったん区切りたい(終わらせたい)」のか。
区切りたい場合は落ち着かせるようなメロディをつければOKです。
音楽理論的にいうと「トニックに戻る」ということになります。
音楽理論は深堀していくとキリがないのですが、基本的にトニックというのが一番大事なコードで始まりと終わりという感じです(ちょっと説明が雑かな…)。
トニック、サブドミナント、ドミナントくらいは覚えていて損がないと思いますが、この記事では理論的なことは書きませんので端折ります。
YouTubeでもわかりやすい音楽理論とかコードの動画とかいっぱいあります!
全体像を意識する!
全体像は最初に決めてもいいのですが、私は鼻歌で作曲するときは急にメロディがふってくるイメージなのである程度内容ができてから、どんな曲にするか考えます。
明るい曲なのか暗い曲なのか、速い曲なのか遅い曲なのか。
ベースを目立たせたい曲なのかギターを存分に聴かせたい曲なのか…。
メロディができたら、その他伴奏の役割を担当する楽器も頭の中でイメージします。
で、メロディも伴奏もキーボードで同じ音を探して少しずつ打ち込めば大丈夫です。
ただしドラムは少し特殊なのですが、ドラム音源のEZ DRUMMERなどはBandmateという自動打ち込み機能もあるので、最初はそちらを使ってみればいいかと。
ある程度勉強し知識がついたら少しずつ手を加えてオリジナリティを出せばいいかなと思います。
作曲・編曲するならピアノはできたほうがいい
ここまで記事を書いていて何なんですが、結局楽器を弾ける方が作業などは早くなると思います。
作曲、編曲をするうえで一番できたほうがいいのは断トツでピアノです。
MIDIキーボードをパソコンにつなげてメロディを打ち込むとときに役立つのはもちろんですが、余裕があれば簡単なクラシックの曲も弾けるくらいにはなっていると音楽理論の理解が早まります。
とくにクラッシックピアノでは、メロディも伴奏も一人で弾くので、ある程度弾けるようになるとどの音がどんな役割かということがわかってきます。
バンドサウンドやそのほかのジャンルのBGMを作る際にも簡単なクラッシックピアノを曲を弾いて理解を深めておくと有利です。
結局は理論的にはバンドサウンドも基礎基本はクラシックと変わらないですからね。
バンドスコアを見ながら曲を聴きまくる
まぁ耳がいい人ならバンドスコアを見ながら、どの音がどこでなっているのか意識するようにすれば編曲も早い段階でできる気がします。
最初はバンドサウンドで楽器が多くても5つくらいしか使われていないものを選ぶ方が音が聴き取りやすくていいかと。
バンドスコアは楽器屋で買うといいお値段なのですがメルカリだと、昔流行したアジカンとかチャットモンチー、YUIなどのスコアは1000円くらいで購入可能です。
特に初期のアジカンやチャットモンチーは楽器の数も少なく難しいことをしているわけではないのでわかりやすいかと!
DTMの打ち込みの練習として、勉強がてらバンドスコアをDAW(作曲ソフト)に入力していってどこでどうなっているか確認するのもいいかもですね(時間はかかりますが)。
まとめ
鼻歌だけで作曲・編曲できるかも…!というテーマで記事を書きましたが、結局は楽器は弾けなくてもある程度の音楽的な知識や楽器の知識は必須です(よっぽどセンスある人なら別ですが…)。
とくに楽譜はすらすら読めたほうが楽譜をつかって勉強するときは楽ですね。
ただ協力してくれる人がいるなら、そういう方の力も借りて曲を完成させることはできるかなと思います。
私は英語もCUBASEもエクセルも基礎的なことはYouTubeで学びました。
今はネットでなんでも調べられますが、あまり私のような記事を深堀して書いているものはなかった印象なので、楽器を弾けない方の参考になればいいなと思い記事を書きました。
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